抑えきれない好奇心を武器に
何でもできるクリエイターになりたい
Y.I.シニアディレクター | 2009年度キャリア入社
Profile

大学で経営学を専攻。ゲーム会社にて商品パッケージなど広報素材の制作に携わる。前職で得たDTPやホームページ制作の知識と技術を見込まれグループ会社へ入社後、映像制作業務を担当するようになり界グラフィックスへ転籍。

就活で重視していたポイントと、
界グラフィックスに入社した理由を教えてください。

私は専門的にデザインを学んだことはありません。転職活動をしていたとき、たまたまグループ会社がホームページ制作の技術と知識を持った人を探していて、ゲーム制作の進行にも理解があるからと採用されました。そのうち界グラフィックスが請け負っている遊技機向けの映像制作業務を担当するようになり、業務効率化のために転籍しました。

グループ企業と言えど企業風土は違います。界グラフィックスに転籍して驚いたのが、その静けさ。グループ会社では事務所にFMラジオが流れていて、打ち合わせや雑談を交わす声が聞こえていたのですが、界グラフィックスではチャットで日常的な連絡を行っています。デザイナー陣はほぼ全員がヘッドホンやイヤホンで自分の好きな音楽を自由に聞きながら、急に上司や同僚に声を掛けられることもなく作業に集中していました。会社でそんなことが可能なんだということが当時の私には目からウロコ。私自身はクライアントからの電話も多かったので同じようにはできなくて、羨ましく思いながら眺めていました。

今、どのようなお仕事をされているのでしょうか?

プロジェクトを成功に導くため、クライアントとデザイナーの間を繋ぐディレクターをしています。ディレクターはクライアントのイメージを読み解き、デザイナーが期待値を上回るものづくりができるよう舵取りをするのが役目。ですが際限なく美しさ、かっこよさを追求してしまってはゲームデザインとして成立しません。予算や納期、ゲームの仕様といった条件の中でどこまでできるか見極めていくのも大切です。時には取捨選択を迫られる場面もありますが、その時クライアントに的確な提案をするためには、作品への深い理解が大切です。ですから世界観や当社の担当範囲だけでなく、クライアント側の全ての工程も理解して臨むようにしています。

たとえば3DCGには大きく2つの種類があります。映画のように動画として再生するものと、ゲームデータとして実装されプログラムによって表示されるもの。界グラフィックスが扱うのは後者なので、デザイン的に優れていることも大切ですが、再生されるハードウェアやプログラムの仕様を理解し、その中で表現できるものでなければなりません。クライアントが望むもの、デザイナーのイメージするものがどこまで再現できるのかを冷静にジャッジし、できるだけ思い描く最高のものに近づけるよう技術的な回避方法やデザインの代替案を考えるのも私の仕事です。

ゲーム業界は技術の進歩が速くて常に勉強だし、ディレクターはやることも多いし責任も重大。ですが新しい技術に触れるのはワクワクしますし、プロジェクトが完了したときの達成感はひとしおです。

今後、どんな未来を描いてますか?

一緒に働く若いスタッフが中心となって、さらに賑やかで活気のある職場にしてくれるような環境づくりをしていきたいなと思っています。手間のかかる仕事も、面倒な仕事も、嫌がらないどころか積極的に対応してくれるようないい人が多いんです。彼らがどんどん成長して、入社してくる次の若手のこともしっかり面倒を見て育ててくれる。この好循環がうまくつながっていって、界グラフィックスがよりよい会社になっていってほしいですね。

1日のスケジュール

8:00 起床。基本的には一度のめざましで起きられます。
9:45 出社。通勤は地下鉄を利用しています。
10:00 始業。クライアントからの連絡の確認から始まります。
13:00 昼食。子供の分と一緒に作ってもらっているお弁当です。
20:30 退社。なんだかんだでこのくらいの時間になることが多いです。
24:00 就寝。夜ふかしより寝るほうが楽しみになってきました。